税金ワンポイント

税務に関するニュースの中でも、注目度の高いトピックスを取り上げ紹介していく税金ワンポイント。主要な改正情報はもちろん、税務上、判断に迷いやすい税金実務のポイントを毎週お届けします。速報性の高い、タイムリーな情報を皆様の実務にお役立てください。

マンションの管理組合は、一般的に、共用部分の維持管理等、会計業務、日常の連絡業務などを主に行っており、建物の区分所有法に基づくマンションの区分所有者全員によって構成される団体あるいは登記を行った管理組合法人が担っている。こうした管理組合が管理組合員のために行う業務であれば、特に課税の問題は生じないが、管理組合員以外の者に対して行った場合は、収益...
会計検査院は、日本国憲法第90条の規定により、国の収入支出の決算を検査し、令和元年度決算検査報告を令和2年11月10日に内閣へ送付した。この検査報告には、元年度の歳入歳出決算、政府関係機関の収入支出決算などについて、会計検査院が令和2年次中に実施した会計検査の成果が収録されている。令和元年度決算検査報告の特徴的な案件として、税務関係では「完全子...
11月11日に国税庁から「令和3年1月から順次、e-Taxが便利になります。」が公表された(注1)。国税庁では、令和3年1月から順次、e-Taxが使いやすくなるよう改修を進めており、改修内容の詳細について、個人向け、法人向け、個人・法人向けに分類して紹介している。個人向けについ...
国税庁は10月23日、「国税における新型コロナウイルス感染症拡大防止への対応と申告や納税などの当面の税務上の取扱いに関するFAQ」を更新した。(注1)追加ないし更新された項目は以下のとおりである。問9.個人に対して国や地方公共団体から助成金が支給された場合の...
今年4月頃、国税庁ホームページ内タックスアンサーにおいて試験運用されていた「チャットボット(ふたば)」の本格運用が始まった。“ふたば”というのは、チャットボットのキャラクター名であり、いかにも事務員といった雰囲気の“ふたば”が各種質問に答えてくれる仕組みとなっている。本格運用といっても、現在はまだ「年末調整に関する相談」しか受け付けておらず、期...
令和5年10月1日から、消費税の仕入税額控除の方式として「適格請求書等保存方式(いわゆるインボイス制度)」が導入される。適格請求書(いわゆるインボイス)とは、売り手が買い手に対して正確な適用税率や消費税額等を伝えるもので、具体的には、現行の「区分記載請求書」に「登録番号」、「適用税率」及び「消費税額等」の記載が追加されたものをいう。
10月7日に第1回「納税環境整備に関する専門家会合」が開催された(注1)。この会合は、ウィズコロナ時代における税務手続きの電子化や、グローバル化・デジタル化の進む経済社会における適正課税のあり方について検討するために設置されたもので、令和元年9月政府税制調査会「経済社会の構造変化を踏まえた令和時代の税制のあ...
国税庁は10月1日に「年末調整控除申告書作成用ソフトウェア」を公表した。Windows版、Mac版、スマートフォン版が用意されており、PC版は国税庁のサイト(注1)から、スマートフォン版は公式アプリサイトからダウンロードが出来るようになった。スマートフォン版のインストールは一般...
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、国税庁は税務調査に関して次の指針を出していた。納税者の個々の事情を十分に考慮する。納税者の明確な同意があれば調査を実施する。所得税、法人税、消費税、相続税等で同じ対応とする。緊急事態宣言が解除された後は、新たな感染者がほとんど発生していない地域と、...
令和3年1月提出分から、e-Taxまたは光ディスク等による法定調書の提出義務基準が引き下げられ、法定調書の種類ごとに、前々年の提出すべきであった法定調書の枚数が100枚以上かどうかで判定することとなる(現行は1,000枚以上)。例えば、令和元年に提出した「給与所得の源泉徴収票」の枚数が「100枚以上」であ...